- 2024年9月6日
- 【ポップアスリート】FWD生命様×オリックス・バファローズ ・・・
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心の成長なくして・・・ |
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居酒屋 | 2018-10-26 06:12:03 |
練習中に足首を捻挫した彼。 次の週の土曜日も練習着を着て、彼はグラウンドにやってきました。 怪我した方の足を引きずっています。 仲間たちがウォーミングアップ行う中、寂しそうに仲間たちを見つめる彼、 まだ足が痛いらしく、練習には参加できません。 入団してから約半年、3カ月前の練習中の骨折を経ての今回の捻挫。 仲間たちを見つめる彼の横に座り、いろんな話をしたんです。 私「野球は好き?」 彼「はい、好きです」 私「足はどう?」 彼「まだ少し痛みがあります」 軽い捻挫のはず・・・ 一週間たってその痛み具合は?・・ 私はお医者さんではありませんが、 彼のご両親と彼の性格についていろんなことをお聞きし、 毎週の彼の行動や言動や様子を見て、 私はまだ残る足の痛みは、彼の心からくる「痛み」だと判断しました。 私「足の痛み、コーチは大丈夫だと思うよ」 「今日は仲間たちのために、サポート頼むね」 「明日の練習は、野球って本当に楽しい!ともっともっと感じさせてあげるね」 「あっ、それとその足の痛み、コーチがとってあげるから」 そんな何の確証もない約束を彼と交わしました。 さあ、有言実行です! 次の日曜日、彼はグラウンドにやってきました。 終日、彼と彼の仲間たちと共に汗を流し、「全力は楽しい!」をめーいっぱい感じてもらもらえるように、私はそのことだけに注力しました。 足を引きずる様子もなく、元気にグラウンドを駆け回り、笑顔でいっぱい・・・ いつもは控えめな彼。これまでは、空振りをしては、反省しすぎて、落ち込んで、覇気まで失せてしまう彼でしたが、一歩前に進めたはずです。 バッティング練習で、彼がバッターボックスに立ち、私がバッティングピッチャー。 ボックスに入る彼。 「お願いします!!」 の彼のけたたましい声から、彼の成長を感じ、私自身とてもうれしくなしました。 至福の時・・・ 練習の帰りに彼に伝えました。 「絶対に4番バッターになれるよ。これからも一緒に頑張ろうな!」 少し照れくさそうな彼の表情は最高でした。 |