日本中学硬式野球協議会(後勝会長)が投手などの肩や肘を守るために投球制限の統一ガイドライン(指針)を設け、3日、加盟団体との懇談会で、2015年度からの完全適用を改めて申し合わせた。
ガイドラインは昨年9月、中学生投手が肩や肘を痛めることが多い現状を改善するために制定。試合での投手の投球回数を1日7回以内、連続する2日間で10回以内などと制限した。練習でも全力投球は1日70球以内で週350球以内とし、週に1日以上、投球練習をしない日を設けるよう定めている。
このほか、各チームで複数の投手や捕手を育成することや、投球時の痛みをかばう選手の動きの変化に注意するなど、指導者の果たすべき義務も明記された。 |