小雨が降ったりやんだりのあまり暑さを感じない朝、子供たちの気持ちは熱い準決勝、昭和ワンダフル戦。
ピッチャー大智と相手エースとの一歩も引かない白熱した投手戦。両投手とも連戦の疲れからピンチの続く展開でしたが、仲間が声をかけ、しっかり守り気迫のピッチングで勝負は設定へ。
選手がベンチが大応援団が一つになり、必死で応援しましたが一歩及ばず1−3で敗れてしまいました。
試合の途中マウンドで大智の目から涙が。涙をこらえ歯を食いしばり何とかピンチをしのぎベンチに帰ってきた大智に理由を聞くと、プレッシャーに押しつぶされそうとの事。すごい球を投げるといってもまだ5年生、1点取られたら負けるかも、勝って決勝のマウンドにエース就也をという思い、すべてを背負っていたと思います。
設定で最後のバッターは颯汰。2死満塁、一打同点長打で逆転サヨナラの場面、フルスイングで粘ったが結果はピッチャーゴロ。一塁へヘッドスライディングをした後、悔しくて地面をたたき大号泣、起き上がれませんでした。試合後に聞けば、最後の打席はそうとうのプレッシャーだったそうです。
結果は第三位の銅メダル。閉会式では胸を張り一番良い行進ができていました。
この大会は初めから苦しい試合が続きましたが、キャプテンを中心に自分たちで考え声をかけ、6年生がひっぱり4日間で違うチームに生まれ変わった気がします。チーム全員が何かを感じ何かを得た大会でした。
さあいよいよ次は最後の久礼大会。気持ちを切らさず全員野球でもうひとがんばりしてもらいたいものです。 |