センバツの閉会式で最近、制服を着た高校生が何やら盾をもらって、表彰を受けているのはご存知ですか?
これは「応援団賞」という賞の表彰で、1998年(第70回)から始まった、センバツ独自の賞です。対象となるのは「初戦の各チームの応援団」。要は、初戦のアルプスの応援がどれだけ良かったかというのを主催者が審査して、優秀賞5校と最優秀賞1校を決定。閉会式に発表され、最優秀賞校の応援団長が表彰されるものです。審査基準はアルプスでの応援態度や、まとまりが中心ですが、試合後にごみ拾いなどをちゃんとしているかも審査の対象となります。初戦の応援の様子だけで判断されるので、言わば「一発勝負」。失敗は許されません。
しかし賞自体は栄誉ではあるものの、これは閉会式で発表されるだけ。主催者の毎日新聞紙面にすら載っていなかった年もあり、かなりマイナーな賞と言えるでしょう。ここでは歴代の最優秀賞と優秀賞を紹介します。
都道府県別では東京がのべ7校、大阪と奈良が5校、神奈川と愛知、兵庫、愛媛、鹿児島が4校と続いていて、青森、秋田、茨城、岐阜、鳥取、長崎の各県はまだ受賞経験がありません。
皆さんの、ふるさとは? |