ネクストバッターボックス
味方ベンチよりも、バッターボックスに一番近い場所にあります。
「頑張れ!打てるぞ!」
声が、思いが一番バッターに届く場所です。
バッターが打ってファーストまで全力疾走しましたが、残念ながらファール。
ネクストバッターは打者のバットを拾い上げ、打者にバットを手渡す際に
「頑張れ!絶対に打てよ!」
思いを届け、パワーを与えます。
ネクストバッターがバッターボックスに立つ時には、次のネクストバッターが、思いをパワーを・・・
もちろんベンチの子供たちからも思いが、パワーが・・・
次の打者に、そしてまた次の打者に、そしてまた次の打者に・・・
みんなで勝ち取る成果のために、全員で・・・
もしかしたら大人が予想もしないプレッシャーの中で、子供達は必死にバッターボックスで、相手投手と自分自身と戦っているかもしれません。
だから・・・
たくさんのパワーを仲間に与えた子供達は、その何倍も仲間からきっとパワーをもらうはず。
熱い思いは声になり、必ず仲間に伝わります。
仲間のために、チームのためにが、いつかは自分のためになることを私達大人は知っています。
6年生で終わりではありません。
子供たちが授かるであろう野球を通じての学びが、中学でも、高校でも・・・
子供たちが必死に次につなごうと頑張っているのであれば、
指導者は、挑まなければなりません。中学野球、高校野球へと繋げれるように・・・
大輪の花を咲かすのは今じゃなく、もう少し先にあるような気がします。
毎週朝、グランドにやってくる子供達の顔が、笑顔で溢れています。
野球が大好きで、仲間たちが大好きでたまらない・・・
大輪の花を咲かせてもらうために・・・
私たち大人が、子供達にしてあげられること、
答へはいたってシンプルなのかもしれません。 |