しゅうすけ、
入団して間もない頃の彼は・・・
ノックの際、子供たちの自主性を重んじ、自分の守りたいポジションで守備練習。
とあるお父様が彼に、
「内野を守ったら?」と言うと彼は
「怒られるのが嫌だから、外野でいいねん」とつまらなそうに・・・
半年前のしゅうすけはそういった少し控えめな、後ろ向きな少年でした。
ある出来事をきっかけに、彼のスイッチが入ったように感じました。
どんな出来事か・・・
皆様のご想像にお任せしますが、その出来事の際、Iコーチも私も
「ニヤっと」笑顔になりました。
その後の彼といえば、まさに「進化」といった言葉がふさわしい成長を遂げ、今も著しく進行中です。
走塁。仲間のお手本になるような走塁を実践し、
守備。いろんなポジションにチャレンジし、(セカンド、ファースト、キャッチャー、ピッチャー)と・・・
この前の公式戦前の早朝練習集合の際、仲間の誰より早く、彼はグランドにやってきて、
遠く離れた場所から私に、
「おはようございます!!」と元気よく挨拶してくれました。
その公式戦で、しゅうすけはマウンドに立ちました。
初登板・・・
緊張していたはずです。
楽しんで欲しい・・・
そう思わずにはいられませんでした。
ベンチから私はマウンドに立つ彼に、
「しゅうすけ〜、笑いなさい」と声をかけると、
彼はこれ以上ない笑顔を私にくれました。
試合後の私といえば、そのしゅうすけ笑顔を思い出しては、それはそれは幸せな気分に浸って・・・
来年の彼は・・・
私たち大人の想像を上回る彼の成長を、この目でしかと、受け止めたいものです。ねっ! |