卒啄同時
鶏の雛が卵から産まれ出ようとするとき、殻の中から卵の殻をつついて音をたてます。これを「啐」と言いいそのとき、すかさず親鳥が外から殻をついばんで破る、これを「啄」と言います。そしてこの「啐」と「啄」が同時であってはじめて、殻が破れて雛が産まれるわけという意味だそうです。
親と子供、コーチ・監督と子供、そんな感じが望ましいと考えます。
少年野球においてもこの卒啄同時が大切だと思います。
タイミングが大事なのかもしれません。
注意しないといけないのは、そのタイミングが同時でないと、雛鳥は死んでしまうということです。
大人はみな常識・良識を持って、こうあるべきをしっかりと持っておられます。
ですが、そのタイミングを誤ってしまうと、子供のやる気を奪ってしまい、才能を潰しかねないということです。
焦らなくても大丈夫。子供たちはいつかはできるようになりますから。
ただみんなより少し早いか遅いだけ・・・
大人が焦って、殻をつついて割っちゃうと大変で、取り返しのつかないことになることもあるかもしれません。
私自身、そういったたくさんの失敗をしてきたくちです。
がしかし、同じ失敗を繰り返さず、その失敗を持って成功につなげていきます。
失敗を持っての経験が、次の成功につながるはずです。
子供の手本となる大人なら当然かと・・・
野球が上手い下手よりも、試合に勝った負けたも大事ですが、
子供たちが
「野球が大好きでたまらない。週末の野球が楽しみで仕方ない」
と思ってもらえるよう、毎週子供達とともに汗を流し、頑張っていきます。
「どんなに辛くても苦しくても、
大好きなことがあれば、乗り越えていける。
大好きな仲間がいれば、乗り越えていける」
を将来、子供たちは大人になった時、
いつか気づいてくれるはずです。
いつか感謝してくれるはずです。
毎週、子供たちの笑顔に、子供たちのチャレンジの姿勢に、たくさんたくさんのパワーを頂戴しています。
成長し続けていく子供たちをこれからも見守り続けていきます。 |