緊迫した公式戦
3点ビハインドから、1点また1点と追いつき、2対3に。
同点逆転の場面で、野球を始めて間もないタイセイに打順が回ってきました。
努力家の彼は、野球を始めてから、みんなに必死に追いつこうと、晩遅くまで素振りをしています。
仲間からの大声援を受け、彼はバッタボックスへ。
彼の「打ちたい!」そんな雰囲気と
また「打てなかったら・・・」そんな雰囲気。
緊張からくる彼の心臓のドキドキが、ベンチのこちらまで聞こえてきそうなくらいに・・・
ファーストストライクに手が出ず、セカンドストライクにも手が出ず、
三振・・・
悔しかったはずです。
泣きたかったはずです。
その夕刻からの試合後
彼と彼の父は、グラウンドへ
父は子供の心を察し、勇気と元気をあげるために・・・
子は父の力を借りて、次のステージへ向かうために・・・
「努力は報われる」
証明していただきたいですよね。
タイセイは
「ピッチャーをしたい」そうです。
そう聞いた私は、次の練習日、彼にバッティングピッチャーをしてもらいました。
きっと楽しかったのでしょう
きっとうれしかったのでしょう
多くを語らない寡黙な彼ですが、彼の情熱、感じます。
子供達から、学ことばかりです。
これからも彼の「全力を」大人の「全力で」支えていけたらと思います。 |