少年野球 - いぶき野ボールパークス

BBS

ポータルニュース
2024年7月22日
ブログを更新しました!!
詳しく見る

心の成長なくして・・・

この投稿に返信する
居酒屋 投稿日時 2018年10月26日 06:12:03
練習中に足首を捻挫した彼。
次の週の土曜日も練習着を着て、彼はグラウンドにやってきました。
怪我した方の足を引きずっています。
仲間たちがウォーミングアップ行う中、寂しそうに仲間たちを見つめる彼、

まだ足が痛いらしく、練習には参加できません。
入団してから約半年、3カ月前の練習中の骨折を経ての今回の捻挫。

仲間たちを見つめる彼の横に座り、いろんな話をしたんです。
私「野球は好き?」
彼「はい、好きです」
私「足はどう?」
彼「まだ少し痛みがあります」

軽い捻挫のはず・・・
一週間たってその痛み具合は?・・
私はお医者さんではありませんが、

彼のご両親と彼の性格についていろんなことをお聞きし、
毎週の彼の行動や言動や様子を見て、
私はまだ残る足の痛みは、彼の心からくる「痛み」だと判断しました。

私「足の痛み、コーチは大丈夫だと思うよ」
「今日は仲間たちのために、サポート頼むね」
「明日の練習は、野球って本当に楽しい!ともっともっと感じさせてあげるね」
「あっ、それとその足の痛み、コーチがとってあげるから」
そんな何の確証もない約束を彼と交わしました。

さあ、有言実行です!
次の日曜日、彼はグラウンドにやってきました。

終日、彼と彼の仲間たちと共に汗を流し、「全力は楽しい!」をめーいっぱい感じてもらもらえるように、私はそのことだけに注力しました。

足を引きずる様子もなく、元気にグラウンドを駆け回り、笑顔でいっぱい・・・
いつもは控えめな彼。これまでは、空振りをしては、反省しすぎて、落ち込んで、覇気まで失せてしまう彼でしたが、一歩前に進めたはずです。


バッティング練習で、彼がバッターボックスに立ち、私がバッティングピッチャー。
ボックスに入る彼。
「お願いします!!」
の彼のけたたましい声から、彼の成長を感じ、私自身とてもうれしくなしました。
至福の時・・・
練習の帰りに彼に伝えました。
「絶対に4番バッターになれるよ。これからも一緒に頑張ろうな!」
少し照れくさそうな彼の表情は最高でした。

この投稿に返信する

BBSホームへ