- 2024年9月6日
- 【ポップアスリート】FWD生命様×オリックス・バファローズ ・・・
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忘れられない… |
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洞口 | 2018-06-26 22:06:48 |
攻撃のイニングで、ビハインドを背負っての巻き返しの押せ押せの場面、仲間たちの大声援と大応援の中で、バッターボックスで心臓がパンクしそうなほどに… 同じくネクストバッターボックス内で、膝を付き、自身のチャレンジに立ち向かう「心の準備」を整える彼。 私はネクストの彼のところに行って、 彼の肩に手を回しました。 彼は震えていました… バッターボックスの仲間に力を与える声援などかけれる余裕もないほどに、彼は怯え、緊張していました。 彼の顔を覗き込めば、 彼は少しだけ、涙ぐんでいるように私の目に映ったのですが、 彼と目が合い、彼の目から溢れそうな涙を見た瞬間、 私は一瞬にして、ウサギの目ようになっていたかもしれません。 「大丈夫。思い切ってフルスイングしておいで」 「こんな場面でヒットを打ちたいと、今まで頑張って来たんやろ」 私の声も少し震えていて、しっかり伝わっていないかもと思いましたが、彼は大きく首を縦に振ってくれました。 以前の彼は、同じ状況下で、一度もスイングをすることなく、 見逃しの三振… 私は野球の神様にお願いをしました。 どうか彼がフルスイングを持って、以前の彼を乗り越えていけますようにと… 信じて見守る… そう徹しました。 彼が以前とは違い、覚悟を持ってのフルスイングをする姿を見るたびに、私は大きな声で、 「ナイススイング!!」 3回叫びました。ただそれだけ… 彼が心の底から、溢れんばかりの自信を持って、 バッターボックスで自身の挑戦に挑めるように、 指導者は日々学ばないといけないと強く思った、 あの忘れられない日が、私を強くしてくれような気がします。 |