2019.11.28 |
負の連鎖、断ち切る1勝!(後編@) |
3回表、相手チームの攻撃。
先頭バッターを内野フライに打ち取るが、はるきとたくみがお互いに譲り合う形で2人の間にボールが落ちる。すると、続くバッターにはセカンドを抜けるヒットを打たれ、ノーアウト1、2塁のピンチに。
打順が1番に戻り一瞬、嫌な予感がしたが、その後のバッター3人をそれぞれ、サードフライ、サードゴロ、ショートゴロで打ち取り、この回も無失点で抑える。
そして3回裏、カンブレの攻撃に移る。先頭バッターはたかしだったが、ここはファーストゴロに倒れてしまい1アウト。
続くバッターはりゅうせい、バッターボックスに入り、いつも通り落ち着いた様子でバットを構える。ピッチャーの初球はボール、そして2球目に投げたボールに対して、りゅうせいがフルスイング!ボールは振り切ったバットに押し出されるようにセンターの頭上を越える大きな当たりとなった!久し振りにカンブレの大砲が放たれ、我々も流石!と感心したが、相手チームはもっと驚いていただろう。
打球はかなり後方まで飛んでいったが、膝の負傷で走れないのか、それとは関係ないのか3塁でストップし、3ベースヒットとなった。
1アウトランナー3塁、追加点のチャンス!続くバッターは、はっくんだったがファーボールを選び、さらにたいせいもファーボールで出塁する。これで1アウト満塁となる。
追加点のチャンスだが、たくみはライトフライに打ち取られ2アウトになる。
尚も満塁のチャンスは続いている、1ヒットで追加点を奪える場面、バッターボックスにはれん。その1球目はボール、そして2球目まさかのバント!2アウトでバント??以前もこんな場面があったが、もうボールは転がっている、バッターのれん、そしてランナーが走る。。しかしこれはファールとなった。1ボール1ストライク、次は何をするのか読めない、もう一度バントか?と思っていた時、ピッチャーの球を弾き返している、れんの姿が!その打球は外野の後方へ飛んでいく!俊足のれんがチーターのようにベースを回る、ボールが返ってきた頃には余裕で3塁まで進んでいた。この間に、りゅうせい、はっくん、たいせいがホームへ帰り、さらに3点を追加、0-8と点差を大きく広げる会心の一撃だった! |
2019.11.28 |
負の連鎖、断ち切る1勝!(中編A) |
打った、たいせいも全力で走る!応援席からは、「たいせい走れー!」や「ちゃんとベース踏めよ!」などの声が!ここでふと2塁ベースを回った、たいせいを見ていた時、外野の奥まで転がっているボールを追いかける選手が視界に入った。これはホームへ帰ってこれるのでは、一気にホームランの期待が高まり、視線は走るたいせいと、転がったボールの行方を追う。3塁ベースを回った時、まだ外野の後方にあるボールが見え、その予想が的中することを確信した。ホームで待ち受ける「余裕、余裕」という選手の声とともにしっかりとホームベースを踏む、たいせい。6年生最後の1人(3人しかいないけど)、ここで念願の初ホームランを打った。
今年の1月から、毎朝早く起きてコツコツやってきた練習が報われた瞬間でもあった。
この回、一挙5点を奪い勝利をグッと引き寄せる。
まだカンブレの攻撃は続いている。2アウトランナー無しからバッターのたくみがデッドボールで出塁する。しかし、れんがショートゴロに倒れてこの回はここで終了する。
2回表、相手チームの攻撃、まだ油断はできない。ちょっとした事で勝利が掌から零れ落ちそうな不安が残っていた。勢いは間違いなくこちらに傾いているが、ここ最近の勝ちきれない状況がそう思わせているのかもしれない。。
しかし、その不安はすぐに取り払われた。
打順は4番バッターからだったが、ファーストフライに打ち取り1アウト。続く5番バッターはサードゴロ、ここは補給エラーで出塁させたが完全に打ち取っている。次のバッターは三振。その後のバッターもセカンドフライに打ち取り、相手チームの打線に反撃のチャンスを与えない。
その裏、カンブレの攻撃。打順は1番のだいごから、初球を打ってファーストゴロで1アウト。続く、はるきはデッドボールで1塁へ。1アウトランナー1塁からバッターは、しゅんぺい。相手ピッチャーの初球を見送りストライク、そして2球目、振り抜いたバットがボールを芯で捉える。打球はショートの頭上を越える!かと思ったがこれをキャッチされ、そのまま1塁へ送球、飛び出していたはるきは戻れずダブルプレイになった。
かなりいい当たりだったが、惜しくもショートのナイスプレーに阻まれた。 |
2019.11.28 |
負の連鎖、断ち切る1勝!(中編@) |
2アウトにはなったがまだ満塁のチャンス。続く、はっくんがバッターボックスに入る。ここは焦らずじっくりと攻める。1球目を見てボール、2球目も見てストライク、3球目も見てボール、そして4球目、ピッチャーが投げた球をキャッチャーの補給ミスで後ろに逸らす。その隙に3塁ランナーのだいごがホームへ帰ってきた。相手のミスで、欲しかった先制点がカンブレに転がり込んだ。思わね形で1点が入り、尚もはっくんの打席は続く、5球目も見てストライク。
「待て」のサインだったのか、ここまで1回もバットを振ることなくフルカウントとなる。結局、6球目はボールとなりファーボールで出塁。またもや満塁のチャンスとなる。
次のバッターはたいせい、ネクストバッターズサークルからバッターボックスへ移動する。そこで大きく2回、肩を持ち上げて深呼吸をする。緊張して力が入った肩をリラックスさせる為のルーティーンだ。
2アウト満塁、相手チームも正念場、絶対に抑えると気持ちを入れるピッチャーと、何とかして追加点を取るんだと、プレッシャーに打ち勝とうとするバッター。この両者の勝負の結果が、この後の試合の流れを大きく左右するものとなった。
ピッチャーが振りかぶり、投げた初球はボール、2球目はストライク、ここまで相手のボールを見て3球目から、たいせいもバットを出しファール、4球目はボール、5球目と6球目はファールで粘り、7球目はボール。
ここで2アウト満塁、フルカウントの場面に!次の1球で全てが決まる、緊張の中、ピッチャーがボール投げた!その瞬間、はるき、たかし、はっくんがスタートを切る、バッターのたいせいは。
水平に振りぬかれたバットは芯でボールを捉え、ライナーで弾きかえす!その打球にショートが飛び込むが届かずその横を抜け、さらにセンターも飛び込んだが打球には届かずレフトの後方まで転がっていった。その間にはるき、たかし、はっくんが順番にホームへ帰ってくる。 |
2019.11.28 |
負の連鎖、断ち切る1勝!(前編) |
本年度のAチームにとって最後の大きな大会、「北大阪大会」がいよいよスタートしました。この大会は、あの野田ファイターズさんや高槻フェニックスさんも参戦しており、全71チームが優勝を目指して激突します!
初戦の相手は山田スパークスさん。
カンブレはここ最近、勝ちきれない試合が続いているけれど、自慢の守備でリズムを作り、前向きなプレイで流れを引き寄せる、これさえできれば必ず勝てるはず!
選手達は自分を信じて、スタッフ、保護者は選手を信じて、この試合に臨んだ!
そしてこの日、膝の負傷のため戦線離脱していたりゅうせいが、久し振りにキャッチャー道具を着ける。待ちに待ったカンブレの主砲がスタメンに登録された。
これにより、サードにだいご、センターにたかし、そして先発ピッチャーは、はっくんと自慢の守備隊形も整った。
試合は定刻よりも少し早く始まった、カンブレは後攻である。初回、はっくんの立ち上がりは、先頭バッターをサードゴロに打ち取り1アウト。続く2番バッターはショートゴロ、さらに3番バッターをライトゴロと危なげない安定したピッチングでこの回を抑える。
その裏、カンブレの攻撃は、1番のだいごがファーボールを選び出塁する。続く、はるきはレフトに打球を打ち上げるが、これを相手の守備が補給ミス、ノーアウト1、2塁となる。ここから、しゅんぺいが送りバントをしっかり決めて、1アウト2、3塁、先制点のチャンスを作る。ここで打順が回ってきたのは、たかし。ボールを見極め、ファールで粘る、そして3ボール2ストライクからファーボールを選び満塁に!
そして今日、復帰したりゅうせいがバッターボックスに入る。全員が、りゅうせいの一発に期待する。外野フライでもタッチアップで1点取れる!そんなことを考えながら、この打席を見守る。まずは1球目を見てストライク、2球目はボール、そして3球目にバットを出し、捉えた打球は大きなファールになる。これを見て、思わず相手チームの外野手が2、3歩後へ下がる。この後、ボール以外はバットを出すがタイミングが合わずファールになる。フルカウントとなり、ピッチャーが投げた8球目、バットを出すが低めの球を捉えられず空を切った。久し振りの打席、まだ感覚が戻っていないのか、今回は不発に終わった。 |
2019.11.20 |
見失った勝利の方程式(後編) |
その裏カンブレの攻撃は、たかしがライト前にヒットを打ち出塁する。たいせいもライト前のヒットで続く。さらに、はっくんもバントヒット成功でノーアウト満塁、最大のチャンス!
しかしここでも後続にヒットが出ず、、まさかの無失点。
1回から3回まで毎回、満塁の場面を作っておきながら、どうしても得点に繋げられない。
4回表、相手チームの攻撃。1アウトからセンター前ヒットを打たれランナーを出す。
ここでピッチャーをたくみから、はっくんに交代。
はっくんの立ち上がり、代わっていきなりサードを抜けるヒットを打たれてランナー1、2塁となるが、その後のバッター2人を抑えて無失点で切り抜ける。
4回裏カンブレの攻撃、そして5回、6回の両チームとも得点を奪えず最終回に。。
7回表、相手チームの攻撃は、1アウトからセンター前ヒットでランナー1塁。次のバッターはファーストフライに打ち取り2アウト。しかし、その後セカンドを抜けるヒットを打たれて、ここに来てさらにダメ押しともいえる1点を失う。
その裏カンブレ最後の攻撃、打順は1番のだいごから。
何とか巻き返して欲しい。そんな、みんなの思いが通じたのかライト前ヒットで出塁!ノーアウトでランナーが出た!このまま反撃!といきたかったが後続が断たれてゲームセット。
この試合、満塁の場面が3回、ヒットの数は8本、チーム打率も2割9分7倫と無失点で終わったのが不思議な位。
ふと、これまで戦った強敵と言われるチームに勝利した試合を振り返る。
あくまでデータを見た結果だが、そこには明確な勝利の方程式があった。
それは、選手達の1番自信のある守備位置で、初回からガッチリ守り通しリズムを作る(試合の流れを引き寄せる)。その中で少ない得点のチャンスをしっかり物にしてきていた。つまり、カンブレのストロングポイントを惜しまず全面に出し勝負する。そして試合の流れさえ引き寄せれば、後半そこから多少、守備隊形を変えてもそのまま逃げきれていた。
もちろん、その時の状況によりこの勝利の方程式が使えない事もある。しかし少しでも近づける事が、この勝てない状況から脱する唯一の方法なのかもしれない。
これで負けたなら仕方がない、そう思える試合を是非とも期待したい。 |
2019.11.20 |
見失った勝利の方程式(前編) |
大山崎大会3回戦、ベスト8を決める試合が行われました。
対戦相手は、連敗中のビッグボイスさん。これまで負けていたのは、メンバーの入れ替えや、色々なことを試していたため、、全員がそう信じて今日この日を迎えた。
カンブレは後攻、先発ピッチャーは病み上がりのはっくんではなく、たくみ!
りゅうせいは大事をとって、今日もベンチで応援。そしていつもライトを守っているれんがセカンドに入り、そのライトは、にこが守る。
試合が始まり1回表、相手チームの先頭バッターにいきなりレフト前ヒットを打たれる。そのあと盗塁を許してノーアウト2塁。続く2番バッターは送りバント、1アウトランナー3塁に。次の3番バッターはセカンドゴロに仕留めた、はずが慣れていないポジションのせいか、れんが上手く補給できない。その隙に3塁ランナーがホームに帰ってくる。
この後、1塁ランナーが盗塁を狙うが、これはキャッチャーのだいごが見事に刺して2アウト。しかし続く4番と5番バッターに連打を浴び、さらに1失点。開始早々、2点を追いかける展開となった。
その裏カンブレの攻撃は、2アウトからしゅんぺいがファーボールで出塁、続くたかしはライト前ヒット、そしてたいせいもファーボールで出塁して、2アウトながら満塁のチャンス。ここでバッターボックスに入ったはっくん、得意のバントヒットを狙い3塁側にボールを転がす、これをサードが補給してファーストへ送球。ほんのわずかの差でアウトとなった。
2回表、先頭バッターに左中間へヒットを打たれる。次のバッターは送りバントでランナーは2塁に。次の9番バッターは打ち取り2アウト。そして1番バッター、打った打球はライトに上がるがこれを、にこが補給できず。その隙に2塁ランナーがホームへ帰ってきた。
3-0とさらに点差が開いた。
その裏カンブレの攻撃は、にこがセカンドへヒットを放ちノーアウトで出塁する。
続くたくみは送りバント、絶妙な場所に転がしこれがバントヒットになる。
この後、1アウトとなり打順は1番に。その1番バッターだいごはファーボールを選び、1アウト満塁のチャンスを作る。しかし、、ここで後続にヒットが出ずこの回も無失点で終わる。
3回表、3番バッターからだったが、ここはエラーを出しつつも何とか無失点で抑える。 |
2019.11.16 |
上には上がいる!(後編) |
まだ悪夢は終わらない、次の4番バッターにセンター前のヒット、5番バッターはショートゴロに打ち取ったが、たいせいの補給エラー。
そして6番バッターにはバントヒットを決められ、さらに1点を失う。
まだ続く、、7番バッターはファーストゴロに打ち取っていたが、今度はたくみの補給エラーでまたもや満塁。負の連鎖は続き、8番バッターを迎える。
そして1ボール2ストライクから投げた球は、レフトオーバーの満塁ホームラン。。さらに4点が入り、11-0。
ここで打者が一巡し、その後は3人で押さえたが重い空気に包まれていた。
その裏カンブレの攻撃だが、最低でも2点以上入れないとコールド負けとなる。
しかし反撃の糸口を掴むことは出来ず、はるき、しゅんぺい、たかしが打ち取られ、この回でゲームセット。コールド負けで終わった。
この試合、4番より後ろの打順にはたった1打席しか回ってこなかった。これでは反撃も何も出来ない。
そして自慢の守備力が通用しなかった時点で完敗、力の差を見せつけられた苦い試合だった。 |
2019.11.16 |
上には上がいる!(中編A) |
3回表、相手チームの攻撃は4番バッターからだったが、レフトフライに打ち取って1アウト。
続く5番と6番バッターには連続ファーボールを与えてしまう。
制球が定まらなくなった為、ここで監督がピッチャー交代を告げる。カンブレのエース、はっくんがマウンドへ。
1アウトランナー1、2塁とランナーを背負った状態での登板だったが、続く7番と8番バッターを連続三振に取り、見事この回のピンチを凌いだ。
その裏、カンブレの攻撃はこの日スタメンに入った、だいすけから。
カンブレの中でも打球にパワーがある、バットに当たれば。。その打席、1球目にストライクを見逃すも2球目にバットを出して打ち返す、これがセンター前に運ぶカンブレ発のヒットとなった!ノーアウトランナー1塁。
続くれん、2ボール2ストライクから打った打球はサードの頭上を越えるライナー、かと思いきやこの打球をキャッチされてしまう。さらに1塁を飛び出しただいすけもアウトになりダブルプレイ。いい当たりだったが、相手の守備に阻まれる。続くはっくんは、ショートフライに打ち取られ、この回も無失点に終わる。
そして悪夢の4回を迎えることになる。
3回途中から交代した、はっくんが引き続きマウンドに上がる。
バッターは9番から、前の回では7番と8番バッターを連続三振で抑えている、この回も大丈夫だと思っていた。
ところが9番バッターにセンター前ヒット、続く1番バッターには珍しくファーボール、さらに2番バッターにもセンター前に運ばれ、ノーアウト満塁のピンチに。最大のピンチ、バッターは3番。ファーストストライクを奪った直後の2球目、ライト前へ強烈なライナーを弾き返される。打球はそのままライトの奥まで転がっていき、走者一掃の満塁ホームランとなってしまった。7-0、さらに大きく引き離された。 |
2019.11.16 |
上には上がいる!(中編) |
あっという間に抑えられ2回表、相手チームの攻撃。
この回、先頭バッターにデッドボールを与えてしまう。さらに次のバッターにはファーボールと制球に苦しむたくみ。そしてノーアウトランナー1、2塁となったところで送りバントをされ、1アウトランナー2、3塁に。
さらにその後エンドランを狙われるが、これはラッキーにも失敗に終わる。
2アウトになるが尚もランナー2、3塁のピンチ、ここで1番バッターを迎える。
初打席は打ち損じていたが、この2打席目はレフト前へヒットを打たれる。このヒットでランナーが2人帰り、3-0とさらにカンブレを突き放す。
その後、ファーボールを出しランナー1、2塁となりまたもやピンチ。次の4番バッターは特大のセンターフライだったが、ここでは守備位置を深めにしていたことが功を奏した。はっくんがキャッチして3アウトのチェンジ。
2回裏カンブレの攻撃。
この回、カンブレ陣営は先程の相手ピッチャーの投球を見たことで、追い込まれるまで待つ作戦をやめる。
バッターに任せる作戦に切り替えたがしかし、とにかくピッチャーの投げる球が速いだけでなくボールも重そう。
何とか食らいつこうとするが、まともに打ち返せず、たかしはサードゴロに終わる。
ここで相手チームの陣営が動く、ピッチャー交代。
この交代はピッチャーを引きずり下ろした訳でもなく、ただ単にカンブレを相手にこのピッチャーを使うほどでもないという判断だったのだろう。悔しいかな、そう思われても仕方のない試合をしていた。
打ち損じた外野フライがヒットになる、ピッチャーの球に手も足も出ない(1回カンブレの攻撃で、2ストライクまで見る作戦だったのがそう見えたのかもしれない)。
そして相手チームの2番手ピッチャーがマウンドに上がる。
バッターはだいご、ここで一泡吹かせてやりたいが、このピッチャーもすごく良い!打った打球はセカンドゴロとなり2アウト。
続くバッターはたいせい、1ボール1ストライクから打った打球はボテボテのサードゴロ、であったがそのサードのエラーで出塁する。しかしその後のたくみがサードゴロに倒れて、この回もチャンスを作れないままカンブレの攻撃が終わる。 |
2019.11.16 |
上には上がいる!(前編) |
JA茨木大会3回戦が行われました。
この日の対戦相手は強豪チームで知られる河南少年野球クラブさん。
その実力は、あの大阪クーガースさん(今年、大阪市長杯など8つの大会で優勝)にも勝利している、恐らく全国クラスのチーム。
果たしてカンブレ野球がどこまで通用するのか。
この日の先発はたくみ。早い球に慣れているであろう相手チームの打線に、タイミングを取らせない作戦のようだ。
またこの日も膝を負傷しているりゅうせいはベンチで応援📣、変わりにだいすけがスタメンに入った。
カンブレの後攻で試合が始まる。
まずは1回表、カンブレ外野の守備位置は、大きな当たりを警戒してか目一杯まで後ろに下がっている。
そして先頭バッター、2ボール2ストライクから打たれた打球はフワリとレフトに上がる。しゅんぺいが補給しようと落下点まで走るが、その前に地面に落ちてしまう。いつもの守備位置ならアウトに出来ていたフライだった。
その後、盗塁を許してランナー2塁、続く2番バッターの送りバントでランナーが3塁へ進む。 ここでまさかの展開が、、ピッチャー前に転がった球をファーストに送球し1塁をアウト!ところがここでホームベースががら空きとなっていたため、その隙をついて3塁ランナーがホームに返ってしまう。まさかの形で先制点を許してしまった。
続く3番バッターは、先程の1番バッターと同様に、レフトへフワリと打球を打ち上げる。それをしゅんぺいが補給しようとするが、またしても間に合わず目の前にポテンと落ちる。
この後、さらに盗塁を許し1アウトランナー2塁となる。
遅い球でバッターのタイミングを外す作戦は当たっていた。バットは空を切り、当たっても打ち損じていたからだ。しかしこの日、外野の守備位置をいつもより深めにとっていた事が裏目に出てしまった。
その後、4番バッターをセンターフライ、5番バッターは三振に取り、この回を何とか終える。
その裏カンブレの攻撃は、またもや球数制限を狙って2ストライクまで追い込まれるまで手を出さない作戦。。
しかしこのピッチャーに、そんな小細工は全く効かないよう。制球も良く、球も早い!2ストライクまで追い込まれてから打てるような球ではなく、案の定、はっくんとはるきが三振。続くしゅんぺいもピッチャーゴロに終わる。 |
2019.11.08 |
高槻杯1回戦(短編) |
高槻杯がスタート、全73チームが激突する。
初戦の相手は物集女ボンバーズさん。
またこの日、膝を負傷したりゅうせいの代わりに、にこがスターティングメンバーに選ばれる。
ピッチャーは、はっくん。その立ち上がりは、1アウトを取ってからファーボール 、レフト前ヒット、そしてエラーもからんで1失点。
その後は得点を許さず、4回まで無失点ピッチング!
対してカンブレの攻撃、1回に連続ファーボール と、たかしの3ベースヒットで2点、さらにだいごがライト前ヒットを放ち、さらに1点を追加。
その後も相手ピッチャーが毎回ファーボール を出して、3回にたいせいが打ったヒット1本のみで、4回までにさらに3点を追加。6-1と大きく突き放す。
5回、カンブレの守備はエラー、フィルダースチョイス、ワイルドピッチと乱れが出て、1点を失う。
その裏、これまでの打席、全くバットを振らなかったにこが、ここでフルスイング。打球はレフトとセンターの間をキレイに抜けていき、ホームラン!にこ、おめでとう😊
カンブレも1点を返した。
6回は両チーム共ノーヒット。
7-2、5点リードで迎えた7回表の守備でピッチャーは、はっくんからだいごに代わる。
打順は下位打線、すると先頭バッターにファーボール 。次のバッターはピッチャーゴロに仕留めて、1アウトランナー1塁。その後、またもやファーボール 。ランナーは1、2塁。続くバッターは三振で2アウト。
後1人だが、まだ終わりにしたくないのか、またまたファーボール で満塁。
スタッフの中では満塁になったら交代!という話をしていたが、だいごに賭ける!ということで続投。それを知ってか知らずか、バッターにレフトオーバーのヒットを打たれて1失点。
それでもまだスタッフ陣営は、だいごに賭ける。。そんな思いも届かずファーボール でさらに1失点。
スタッフ陣営は、、だいごに賭ける。。。
ランナー満塁、バッターは4番、点差は3点、一発出れば逆転サヨナラ負け。もう余談を許さない最高?の場面を作り、だいごが投げる!
そして2ボール2ストライクと追い込み、投げたボールは見事にストライクゾーンへ決まりバッターアウト。ここで試合が終了。
ホッと一息、無事に初戦を突破した!
頼むよだいご! |
2019.11.08 |
負けても笑顔!(後編A) |
5回裏、時間的にもカンブレ最後の攻撃。4点を追う中、先頭バッターはれん、フルカウントからファーボール を選び出塁する。続くはっくんはファーストフライで1アウト。その後、はるきがライト前ヒットでランナー1、2塁。この試合、2安打と当たっているしゅんぺいはショートゴロ、それがエラーを誘いランナー満塁のチャンスとなる。この場面で4番のたかしに回ってくるが、「たかしコール」に緊張したのか、三振に倒れる。2アウトと追い込まれバッターボックスに立つのはだいご、追い込まれた状況に強い?のか、センター前にはじき返し、れんとはるきがホームへ帰ってくる。6-8、最後まで食らいつく!
ここでバッターボックスに立つのはにこ、かなり緊張しているのが、顔を見ると分かる。
先日の大阪府大会もそうだが、もう後がない状況での緊迫した場面によく当たる。そのにこ、1球目はストライクを見逃し、2球目にバットを出した。打球はショートの頭上に上がり、キャッチ。
試合終了、今の出せる力を全て出したナイスゲームだった。
試合が終わり戦いから解放された選手には笑顔があった。気持ちの面でも、何かスッキリした試合だったと口にする選手達。
惜しくも負かされた相手チームにも「ありがとうございました!」と元気よく挨拶していた光景が、この試合が充実したものであったことを物語っていた。 |
2019.11.08 |
負けても笑顔!(後編@) |
ところが、2アウトからバッターがまさかのバント!その球はピッチャーの正面に転がる、、りゅうせいが補給しようと前へ出るが、思うように足が前に出ない。びっこを引いたような状態でボールに追いつくが、どこにも投げられずランナー1、3塁に。その後、1塁ランナーは2塁へ盗塁する。
ここが踏ん張りどころだが、りゅうせいの足は大丈夫だろうか。
続くバッターに痛みを堪えてボールを投げる。その2球目、、打った打球はセカンドフライ、打ち取った!たくみのグローブにボールが収まる、かと思ったがこぼれ落ちた。。
2アウトだったため打った瞬間スタートを切っていた2塁と3塁ランナーがホームへ帰ってきた。
2-4また逆転される。この後、1塁ランナーが盗塁を試みるが、それを阻止して何とかこの回を終える。
その裏カンブレの攻撃、2点をリードされ何とか逆転したいところだが、りゅうせいは三振、たいせいはセカンドフライ、たくみはサードゴロとピッチャーを打ち崩せない。
そして5回表、相手チームの攻撃。ピッチャーは、このままりゅうせいが続投。
打順は1番から、まず先頭バッターが初球を打ってショートゴロで1アウト。続く2番バッターは3ボール1ストライクからレフトフライに打ち取り、2アウト。この後のバッターからボールが先行しだす。残り1人というところだが、続く3番バッターにファーボール 、さらに4番、5番と連続ファーボール 、足をかばって上半身だけでここまで投げ続けていたが、とうとうここで力尽きた。ストライクが入らないというよりボールに勢いがなくなりキャッチャーまで届かなくなっていた。
ここで監督がピッチャー交代を告げる。
許したヒットは5本、88球を投げてマウンドを降りる。ナイスピッチングと讃えたい。
りゅうせいが下がり、にこがライトに入る。そしてピッチャーは、はっくん。2アウトとはいえ、満塁のピンチでの交代、プレッシャーが重くのしかかる。
準備も出来てない中での急な登板。ファーボール が許されない状況での投球、ストライクを取りにいった球はバッターに外野へ運ばれる。6番バッターにレフトオーバー、続く7番バッターにもセンター前ヒットを浴びて、一挙に4点を失った。この後、9番バッターはレフトフライに打ち取り、この回を終える。 |
2019.11.08 |
負けても笑顔!(中編A) |
打順は先程レフト方向にヒットを打たれた1番に戻り、この打席もセンター前に運ばれる。1アウトランナー1、2塁に。次の2番バッターにもレフト前のヒットを打たれ、ここで3塁ランナーが帰り同点とされる。尚も1アウト2、3塁のピンチ。
続く3番バッターには大きなセンターフライを打たれて、タッチアップで3塁ランナーが帰る、逆転された。2アウトランナー3塁。
そして4番を迎える、バッターは積極的にバットを振ってくる、初球から3連続ファール、その後2ストライクと追い込んではいるが、バットには当たってきている。ここで1球ボールを挟んで勝負の1球!バットはボールを捉えられずに三振!3アウトチェンジ、なんとかここは踏ん張った。
この時点でりゅうせいの球数は50球に達する。。
3回裏、カンブレの攻撃は1番から。先頭バッターのはっくんが得意のバントヒットを狙うがこれは失敗。続くはるきはファーボール を選び1塁へ。その後、ピッチャーのボークがあり2塁へ進む。そして、先程ヒットを打ったしゅんぺいに回ってくる。狙いすましてフルスイングした打球は今日2本目となるレフト前のヒット!1アウト1、3塁のチャンス。
続いてたかしの打席、ピッチャーが振りかぶって投げた瞬間、しゅんぺいが盗塁を狙ってスタートを切る、キャッチャーから2塁へ送球、これをセカンドのベースカバーに入ったショートがエラーする。その隙に3塁ランナーのはるきがホームに帰ってきた。これで2-2の同点に追いついた!
しかしこの後、たかしとだいごが共にレフトフライに倒れ、この回の攻撃は終了。
ここまでカンブレが打ったヒットは、しゅんぺいの2本だけ。
全く打ち崩せない状況だったが、ベンチ内では「あのピッチャーめちゃくちゃ早ぇーっ」など、選手が楽しそうに話をしている。この試合、1試合目の慎重な作戦とは打って変わってある程度、選手達に任せているようだった。相手チームのバッテリーを見ての判断かもしれない。
選手達は、相手チームのピッチャーとの真剣勝負を楽しんでいるからか、たとえ打てなくても素直に相手の凄さを口にしたり、他の選手へ情報を伝えたりと、活気で溢れていた。
4回、相手チームの攻撃。バッターは5番、2ストライクまで追い込むがセンター前へ運ばれる。その後、盗塁を許すが、続く6番、7番を打ち取り2アウトに。このまま後1人、抑えられる!そう思っていた。 |
2019.11.07 |
負けても笑顔!(中編@) |
そんな中、はっくんが打席に入る。まずは先頭バッターの出塁から攻撃の流れを作らねば!
と思っていたかどうかは分からないが、ピッチャーの投げる球にファールで粘り強く食らい付いていく。何度もファールにされ、ついにピッチャーは痺れを切らしたのか、9球目に投げた球は、はっくんの内太ももに当たるデッドボール、結果はどうあれ先頭バッターが出た。
続くバッターはるきはショートゴロ、1塁から2塁に向かって走るはっくんがアウトになる。はるきはそのまま1塁ランナーとして残る。
そしてバッターしゅんぺい、ショートへ転がし1塁へ走る。そのボールをショートが補給し、ファーストへ投げるが悪送球、その間にはるきが3塁へ進塁。1アウト1、3塁のチャンスを作る。ここで4番のたかし、ピッチャーも牽制を入れながら必死で投げてくる。フルカウントまで粘り打った打球はセカンドゴロ、その間にはるきがホームへ走る、補給したセカンドはホームへの送球を諦めてファーストへ、カンブレが先制点を取った!
続く、だいごはファーストゴロに打ち取られ、この回の攻撃が終わった。
2回表、相手チームの攻撃。先頭は5番バッターからであったが、ここはレフトフライに打ち取る。次のバッターは、3ボールとボールが先行し、4球目でストライク、そこからファールで粘られるが、センターフライに打ち取る。またその次のバッターもファールで粘られるが、最後は見逃し三振でこの回を終える。
ランナーを出さずに凌いだが、この回3人だけで18球を投げさせられていた。このまま最後まで投げきれるのか、りゅうせいの体力が心配である。
2回裏、カンブレの攻撃は先頭バッターのりゅうせいがセンターフライ。続くたいせいはファーボール を選び出塁。そしてたくみがファーストゴロで、たいせいが2塁まで進むが、れんが三振に倒れこの回、無失点に終わる。
3回に入り相手チームの攻撃は8番から、ここはりゅうせいが3球三振に仕留めてまずは1アウト。続く9番バッターも早々に2ストライクまで追い込む。そして追い込まれたバッターが出したバットが空を切る、、しかしだいごが補給出来ずに振り逃げでランナーを出してしまう。この後ランナーは2塁へ盗塁。 |
2019.11.06 |
負けても笑顔!(前編) |
この日の試合はダブル、午前中に高槻市長杯を終え、午後から四条畷大会の球場へ向かう。住宅街を抜けて道に迷いながら1時間弱掛けてやっと到着。
球場についたころ、選手達は午前の試合疲れからか、あまりモチベーションも上がっていないよう。
さて、今回の対戦相手は「あすかのバンビーズ連合さん」、連合と聞いていたので異なるユニフォームを着たチームかと思いきや、全員が同じユニフォーム。しかも結構、体格の大きな選手が何人もいる。よくよく話を聞いてみると、全員6年生で作られた連合チームのようだ。
定刻になり試合開始、カンブレは後攻。先発ピッチャーは久し振りの登板となる、りゅうせい。最近、登板数の多い、はっくんは休養させた。
ここで今日マウンドに立つりゅうせいだが、万全とはいえない状態、膝に痛みを抱えての登板であった。
試合は1回表、相手チームの攻撃。りゅうせいの立ち上がりは、いきなり先頭バッターに左中間へのヒットを打たれる。さらに盗塁を許してノーアウトランナー2塁に。
続く2番バッターは力でねじ伏せ、空振りの三振に切って取る。
その後、3番バッターもショートゴロに打ち取るが、ファーストたいせいが補給ミスをして、1アウトランナー1、3塁のピンチに。その後、1塁ランナーが2塁へ盗塁する。
いきなりピンチを迎え、さらに4番バッターとの勝負となる。
しかしここは、りゅうせいの勝ち!ピッチャーゴロに打ち取り、3塁ランナーの動きを確認しながら、ファーストへ送球。その瞬間3塁ランナーがホームを狙ってへ走るが、ファーストから、すかさずキャッチャーのだいごに送球、見事ランナーを刺して3アウト、何とかこのピンチを無失点で凌いだ。
1回の裏、相手チームのピッチャーがマウンドに上がり投球練習を始めた。
するとキャッチャーが良い音を出してピッチャーの球を受けている。
よく見ると、ピッチャーの長い腕から投げられた球が、、早い😅
このバッテリー6年生だからだろうか、小学生というより、中学生に近い雰囲気でとても大きく感じた。 |
2019.11.05 |
宿敵、高槻BBC戦!(後編) |
7回表、相手チーム最後の攻撃、打順は1番から。意気消沈したバッターに、今のはっくんからヒットは打てない。1番と2番バッターをサードゴロに仕留めて、3番バッターが打席に入る。キャッチャーからピッチャーに交代した彼だった。打席に入った彼の目は真っ赤になっていたが、しかしまだ諦めずに食らいつこうとしているのを感じた。
そしてピッチャー、はっくんが投げた1球目、その初球を打った打球はレフトへの大きなフライそれを、しゅんぺいがしっかりキャッチしてゲームセット!カンブレが見事に勝利した!
そして、はっくんは完全試合を成し遂げる快挙!
試合が終わり保護者が喜んでいる中、何人かの選手は微妙な表情をしていた。
試合前、この対決への思いは強く、全力で戦い切りたかった、そうもらす選手もいた。
相手チームは、理由は分からなかったが、キャプテンをしていた選手がいない為、代わりに慣れない女の子が試合に出ていた。それでも全力で向かってきた事もプレイしていた選手達は感じていた。
カンブレは勝つには勝ったがヒットは、りゅうせいの1本のみ。後はファーボール とエラーで自滅するのを待ち、それに粘り勝ちした勝ち方だった。
試合終了後、後ろめたさがあるのか仲の良い相手チームの彼に、この日だけは声を掛けれなかったようだ。
何としても勝たしてやりたいその思いと、思い切り全力で戦いたいと思う選手達の気持ち、そのバランスを取ることはとても難しい事。
しかし、勝たないと次がないのも確かなことである。。 |
2019.11.05 |
宿敵、高槻BBC戦!(中編A) |
この時、カンブレにとってはここで決めないと!これが最後のチャンス!そんな思いでこの場面に釘付けとなっていた。
応援席からは、はるくんが応援団長として盛り上げる!みんなの前に出て、拳を振り上げて気持ちを合わせる掛け声!!
そしてバッターはしゅんぺい、全力投球のピッチャーに粘る!2ボール2ストライクから勝負の1球に対して打った打球はピッチャー正面のゴロに。。やった、と思い焦ったのかピッチャーが上手く補給出来ずに、さらにどこへも投げられない。その間、3塁ランナーがホームへ帰ってきた!
ここでようやく、なかなか取れなかった1点を取ることが出来た。
尚も1アウトランナー1、3塁のチャンスが続いている。次のバッター、たかしはフルカウントから粘ってファーボール を選ぶ、これで満塁。続くだいごは三振に倒れ、カンブレの大砲、りゅうせいに打順が回ってくる。
ここ最近の試合ではあまり調子が振るっていないようだが、全員がりゅうせいの一発に期待していた。
1球目はボール、2球目は見逃しのストライク、ここでりゅうせいが大きく息をつく、続く3球目はボール、そして4球目に初めてバットを出すが豪快な空振り、続く5球目もバットを出し、これが3塁側へ大きなファールとなる。
バットに当たってきている、後はタイミングだけ、そしてついに6球目にフルスイングした打球はセンターを越える、待ちに待った長打となった。走者一掃の大きなタイムリーヒット!りゅうせいは2塁まで進んだ。
これで完全に心が折れてしまったピッチャーは、続くたいせいとたくみに連続のファーボール 。この時、ピッチャーの目には涙が溢れていた。。
再び満塁となったが続く、れんが三振に打ち取られ、チェンジとなった。
しかしこの回、4点を奪い勝負を決めていた。 |
2019.11.05 |
宿敵、高槻BBC戦!(中編@) |
4回、相手チームも打順が1番に戻るが、ピッチャーゴロ2つとファーストフライで難なくこの回も抑える。
その裏カンブレの攻撃はクリーンアップから、ここでも2ストライクまで手を出さず、追い込まれてからバットを振るが、緩い球にタイミングが合わない。カンブレ打線に沈黙が続く。
5回、ここから後半戦、そろそろ両チームとも1点が欲しいところ。
相手チームの攻撃は4番バッターから。
この回、相手チームはこの試合にかける執念にも似た姿勢が感じられた。はっくんの投げる全ての球に対しバットを振っていく!
しかしバットの芯で捉えられずに凡打となる。
その裏カンブレの攻撃は対象的に、引き続き慎重に攻める作戦。2ストライクから、りゅうせいがサードゴロ、次のバッターたいせいはファーボール を選び、ランナー1塁に。
ここでコーチャーズボックスに目を向ける。この日も後ろポケットに冷却スプレーを差し込んで、一生懸命、大きな声で叫ぶ、てるがいる。
みんな一緒に戦っている、そんな気持ちを思い起こさせる光景だった。
目線をランナーに戻す。すると、ここでもう一度、監督が盗塁を仕掛ける、がやはりキャッチャーに差されてしまった。れん、たいせいと連続して盗塁を阻止された。。
その後たくみも2ストライクまで粘り、サードゴロ。2塁も踏ませてもらえない。
このまま両チームとも点が取れなければ、市長杯は延長無しの抽選となる。カンブレ優勢の試合展開でそれだけは何としても避けたい!
もし、これで負けでもしたら悔やんでも悔やみきれない。そんな気持ちが頭をよぎっていた。
そんな中6回、相手チームの攻撃。5回と同様、全ての球をフルスイングしてくる、しかしカンブレバッテリーが絶妙なコースに外しているのかヒットを許さない。
6回裏カンブレの攻撃、ここで試合が動く。
先頭バッターのれんがファーボール で出塁すると、次のバッター、はっくんの打球をファーストがフィルダースチョイス。ノーアウトランナー1、2塁に。その後、はるきがしっかり送りバントを決めて、1アウト2、3塁のチャンスを作る!
ここで相手チームの監督さんがピッチャー交代を告げる。
交代するピッチャーは、この試合キャッチャーでチームに指示や声掛けをして盛り上げていた彼。カンブレの選手達とも仲の良い、野球センス抜群の選手だ。 |
2019.11.05 |
宿敵、高槻BBC戦!(前編) |
先日までの大阪府大会で試合がストップしていた高槻市長杯、準決勝が再開されました。
相手は宿敵、高槻BBCさん。これまでの戦績は1勝1敗の五分。
選手達、そして保護者もみんなが、特に意識している相手と大会。それぞれの思いと共に、今日この日を迎えた。
先発ピッチャーは絶対的エースのはっくん。
そして昨日遅くまで練習していた選手達の気合いも十分、万全の体制で試合に挑んだ!
試合開始、カンブレは守備からのスタート。
相手チームの攻撃は、抜群の安定感で投球する、はっくんに為す術なし。僅か6球で押さえる好投。
その裏カンブレの攻撃、相手の先発ピッチャーは、球は遅いが制球が良い。
打席に立った、はっくん、はるき、しゅんぺいは2ストライクまで粘る作戦で追い込まれてからバットを振っていくが、この遅い球が捕らえにくそう。三者凡退で終わった。
2回、相手チームはクリーンアップだったが、この回も危なげないピッチング!あっという間に3アウトを取った。
その裏カンブレの攻撃、この回も追い込まれるまで待つ作戦で、たかしとだいごがファーボール で出塁。その後、りゅうせいが送りバントで1アウトランナー2、3塁のチャンスを作る。
続くたいせいも、追い込まれるまでバットを出さず、フルカウントから際どいコースに出したバットは空を切り三振。次のたくみもセカンドフライでこのチャンスを生かすことが出来なかった。
3回表、相手チームの攻撃は、はっくんの正確な制球にどんどんバットを振ってくる。
しかしバットになかなか当たらず空振りを量産、それぞれのバッターを2球で早々に2ストライクまで追い込み、最後は際どい球を打たせて打ち取っていく。
この日、はっくんの投球は神がかっていた、この後もさらに驚かされることになる。
3回裏カンブレの攻撃は、先頭バッターのれんがファーボール で出塁する。
カンブレイチ足の速いれんが塁に出ると得点に繋がる期待が自然と高まる。
そして予定通り2塁への盗塁、れんがスタートを切った!
しかし、キャッチャーからセカンドへの正確な送球がそれを阻止して盗塁失敗。
この後、盗塁するのが難しいことを印象付けるプレイとなった。
打順は1番に戻るが、はっくん、だいごと内野ゴロに打ち取られて、この回は終わる。 |