練習場所に記者が取材に行って、スポーツを頑張っている子供たちのチームとキャプテンを紹介するスポーツキッズインタビュー。今回は少年野球大会「ポップアスリートカップ」に参加しているチームに取材に行きました。
大畠 浩明 監督
東京・成城の閑静な住宅街にある祖師谷公園で練習している成城ラッキーズ。基本は人間形成と考えておられる監督は「人を思いやり、チームワークが取れるチームにしたい。それがあってしっかりとしたプレーができるように」と語ります。
取材のこの日は、冷たい風が強く凍えそうな日でしたが、選手達は取材陣に対しても「こんにちはー」と大きな声の挨拶で始まり「ありがとうございましたー」と挨拶で終わる、元気よく、気持ちのいいチームでした。
さて、昨年は優勝というタイトルがなかった為、今年の目標はトーナメントでの勝負にもこだわって優勝したいということ。「勝負で負けたら悔しいけど、悔しさをしっかりと感じ、それをばねに勝つ喜びを味わう経験をさせたい。それが大人になって役立てると思う」と語る監督は、勝負のこだわりも人間形成の一つとして指導されています。
この日の練習試合は、4対0で完封勝利目前だった試合がちょっとしたミスから一挙、同点にされ、その後追加点で勝利したものの試合後ミーティングでは「勝ちムードにチーム全体の気が緩んだ。気の緩みを誰も気にせず、声も出さずミスに繋がったのであり、チーム全員の問題!」と厳しい指導の場面もありました。「人を思いやり、チームワークを…」この精神でしょう。試合会場を後にする時には、監督、コーチ、選手は皆、和気あいあいの雰囲気に。選手も元気でやんちゃな子供達に戻っていました。
塚本 和弥 キャプテン
3歳の時にお父さんとキャッチボールしたのが切っ掛けで野球を始めたキャプテンの将来の目標は、イチロー選手。自分の夢を持ちながらも、今はキャプテンとして「しっかり、きびきびしたチームにしたい」。こそっと監督の印象を聞くと「練習はしっかり教えてくれるし、それ以外ではやさしく接してくれる。だから練習も楽しい!」「でも、大阪弁で怒るときは怖い」とも。