学童野球を応援するポップアスリート スタッフブログ

あんな静かな安堵に満ちた優勝決定シーンがあったでしょうか?
昨日、夏の高校野球が中京大中京の優勝で幕を閉じました。
９回２死からの壮絶な日本文理の追い上げに鳥肌を立てた人も多かったでしょう。私はダイジェストしか見ませんでしたが、充分鳥肌を立てました。
「野球は２アウトから。」などとよくいいますが、あと１ストライクで試合終了という追い込まれたあの状況で、あの集中力は信じ難いです。
また野球は筋書きの無いドラマとも言いますが、あの９回は筋書きがあったようにも思えませんか？何でもないファールフライを２人の選手が見失う。あんなプレーなかなかないですよね。
野球の怖さをあらためて感じた指導者の方々も多かったのではないでしょうか。
最終的には中京大中京が逃げ切った訳ですが、あの試合終了時の中京選手の雰囲気というのは今までにない優勝シーンに見えました。本当は飛んで跳ねるほど嬉しいはずのシーンなのに、人って心の底から安心するととにかく落ち着いてしまうんでしょうね。
素晴らしいバッティングで大活躍し、優勝インタビューを受ける堂林選手の様子は負けた選手のようでした。。。グランドの中で余程追い詰められた気持ちだったのかなぁ。
それに比べ準優勝の日本文理の選手達に涙はあまりなかったように感じます。試合終了のあの満足感に満ちたような表情もあまり敗者には見られないものでしたよね。
観客・選手ほとんどの人が中京大中京の勝利を確信していた状況で日本文理の選手たちは最後まで冷静に真剣にプレーをしていたように見えました。
敗者がここまで称えられる決勝戦。きっと後世に語り継がれる名勝負の一つになることでしょう。
高校野球が終わり少し夏が遠ざかった気持ちになってます。

3 Responses to “ポップ係長ブログ　「夏の高校野球が終わりましたね」”