ポップ係長ブログvol.314 「ポップアスリートヘビーユーザー紹介28th (兵庫)兵庫K-Ballクラブ編」
世間はワールドカップで賑わっていますね。普段サッカーはあまり観ないんですが、スポーツのトップレベル同士の戦いっていうのは観てて興奮しますよねぇ。
さーて、話題の入りは全く関連しませんが、ひっさびさのチーム紹介企画は兵庫K-Ballクラブさん。お話を伺ったのはチーム代表の上田さんです。
ポップ係長(以下ポ係)「よろしくお願い致します。まずはチーム紹介をお願いします。」
上田さん「兵庫県加古郡播磨町東はりま支援学校(旧播磨北小学校グラウンド)で、毎週土日の9時〜13時に3年生から6年生の子供達15人が練習をしています。当チームは播磨町で練習していますが選手は播磨町だけでなく、以前は大阪から通っている子もいましたよ。」
ポ係「なんと!この兵庫県東部に大阪からっ!!これは遠い。ところで上田さんK-Ballってどう違うんですか?」
上田さん「K−Ballは軟式球でありながら、大きさ、重さ、バウンド感、は硬式球とほぼ同じでより安全性が高く、値段は硬式球の半分程。」
ポ係「それ以外にメリットは?」
上田さん「硬球は慣れるまでに時間がかかりますが、早い段階でK−Ballを使えばスムーズに高校野球にとけ込めること。K−Ballから硬式野球に転向する場合、肩や肘への負担が軽くすむこと。硬式、軟式にかかわらず、道具を買い換える必用がないということからK−Ballを使用しています。」
ポ「なるほど確かに硬式用グラブ・軟式用グラブって違いますからね。軟式用グラブで硬式球を捕ると手がジンジンします。練習時間が半日というのは何か方針が?」
上田さん「基本的に子供達の集中できる時間は短く、又他のことにもチャレンジしたり、家族との時間も大切にして欲しいと思っています。だから祝日は練習はせず、土日の半日にグッと集中しているんですよ。」
ポ係「それによる結果を聞いてみたくなります」
上田さん「チームの特徴は試合重視ではなく基本を重視しています。つまり試合をすることも大切ですが、試合ばかりで肝心の基本練習ができていなければ、結果的に将来伸び悩む時がくると思うんですよね。例えばウチでは投手のフォームに関して、「肘を上げろ」「腕を内転しろ」「腰を低くしろ」とは言いません。バッティングフォームに関しても「腰を回せ」「上から叩け」などの部分的な指導をしないようにしています。」
ポ係「それはまたどうしてです?」
上田さん「一瞬の動きの中で 『肘をあげ』『胸を張って』など頭で考えすぎると動きを止めてしまい、ボールの勢いを失い、肘・肩の故障の原因になるからです。バッティングについても同様です。ですから、我がチームでは最初の形と最後の形をとても大切にしています。なぜなら、最初と最後の形が良ければ、その間の過程はスムーズに動いていることを証明しているじゃないですか。」
ポ係「なるほど。これまた新しい発見です。」
上田さん「新しいと言えば、ウチはまだ出来て3年の新しいチームですが、徹底的に正しい基本を身につけ、高校生、大学生、社会人と故障することなく、大好きな野球を長く続けることができる事に重きを置いています。又、個々の子供達が伸びる時期を迎えた時にグーーンと伸びることができるよう、常に上の段階で通じる野球の土台作りをすることをめざしています。」
ポ係「その信念がとてもよく伝わりました。是非良い選手の育成をお願い致します!ご協力ありがとうございました!」
今回のレポートはK−Ballという馴染みの薄い(私見です)ボールを使いながら、チーム運営されている点に着目してみました。私も何度かこのK−Ballを使ってキャッチボールやノックを受けたことがありますが、長く硬式野球をやっていた私にとってはキャッチングの感触やボールのバウンドなどとてもシックリしっくりくるものでしたね。跳ねないので必然的に腰が低くなっていたりもします。
ちなみに兵庫K−Ballさんはポップアスリートカップにも毎年参加されています。その時はもちろん軟式球を利用されているので使いなれないボールに苦労があるでしょうね。大会直前になると軟式球に慣れる練習をするそうですよ。
(横幕が隠れてるぅぅぅぅ)
「兵庫K-Ballクラブのチームサイト」