PostHeaderIcon vol.1045『昨年のファイナルトーナメントでの出来事』

ポップアスリートカップの情報を共有するために設けているのが

ポップアスリートカップ実行委員会本部のチームページ。

こちらは質問事項や、緊急連絡などを行うためのページです。

そこのBBS上で、昨年のファイナルトーナメント後、籾山審判委員長から書き込まれた

内容を下記でシェアしたいと思います。

【実際のカキコミはこちら】

【 ルール適用ミスのおしらせ 】

第7回POP審判委員長の籾山です。

今回のファイナルトーナメントの初日のゲームにおきまして,

審判団の「ルール適用の間違い」がありました。

以下,たぶん小学6年生でも読めるように書かせていただきます。

◆起こったプレイ

ランナー満塁。

塁審がボークをコールしたものの,ピッチャーはそのまま投げ,

その投球がバッターに当たりました。

◆審判のジャッジ
クルー4人で話し合い,3人のランナーはボークで1コずつ進め,

バッターは投球ノーカウントでそのまま打たせました。(ランナー2・3塁で再開。)

なお,監督からの抗議などは特にありませんでした。

◆本来の正しいルール

押し出しのヒットバイピッチ(死球)とし,「ランナー満塁・次のバッター」で再開すべきでした。

◆補 足

ボークしながら投球した場合,バッターが「ヒット・四死球・エラー・その他」で1塁に出て,

さらに「ランナー全員が1コ以上進んだ」ときには,そのままプレイを生かすため,

ボークは消えます。(野球規則8.05)

したがいまして,死球なら,

(1)ランナーが1塁と1・2塁と満塁のときは,バッターを含め全員押し出されて

1コ進んだことになるから,ボークは消えます。

(2)その他のときは,死球では進めないランナーがいるから,

普通にボークのペナルティ(ランナーだけ1コ進み,投球はノーカウント)となります。

◆処 分
当該クルーから審判委員長へすぐに報告がありましたので,

審判団全体ミーティングにおきまして,正しいルールを皆で確認の上,

当該クルーに対しては「厳重注意」といたしました。

以上,ご迷惑をおかけしましたことを,お詫び申し上げます。

★★★以上原文まま★★★

(重要なのは下記のカキコミ)

また,間違ったルールを覚えてしまった選手・関係者が多くいらっしゃるのでは…と,

危惧しております。

「正しい野球ルールの普及」という意味も含めましてここで公表させていただきますので,

この件を現場で目撃して覚えておられる方がいらっしゃいましたら,

正しいほうのルールを周知していただければ幸いです。

ポップアスリートカップを運営するのはNPO法人全国学童野球振興協会です。

「学童野球の普及」「健全な青少年の育成」をモットーにしていますが、

間違いを潔く認め、誤った知識の修正をお願いする審判委員長の姿勢は

あらためてありがたく思います。

素晴らしいボランティアスタッフに支えられているポップアスリートカップを

実感できる一例でした。<(_ _)>


Always have a feeling of “Thank You.” by pop_kk

ベルメゾン特集第2弾

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One Response to “vol.1045『昨年のファイナルトーナメントでの出来事』”

  • アンパイアもみやま says:

    POP係長からお褒めにあずかり光栄です。
    記事をご紹介くださりありがとうございます。

    念のため付記しますと,審判が自分たちの間違いを間違いとして認めることが可能なのは,今回のルールミスのような場合だけです。
    いわゆるアウト・セーフなどのジャッジを「間違えた」としても,それは審判がアウトと言えばアウトです。これは,仮に本人が間違えたことに気づいていても,(その場の協議で変えることはありますが)事後になって「間違えました」とは言えない・言ってはいけないのです。審判はツライよ…。

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