vol.1130『ファイナル開会式でのお願い』
先日ポップ係長宛に届いた1つのメール。
差出人は三重運営委員長森下さん。
以前「ポップアスリートカップの三重予選を開催したいんだけどどうしたらいいのかな?」
と森下さんからの電話で始まったのが三重予選。
とは言え、一切登録をしていないチームさんばかりを集めようとして始めた
もんだから、各チームてんやわんや。
言い出しっぺの森下さんは奥さんを巻き込んで、登録に尽力してくださいました。
今回は初めて三重のチームがファイナル進出を決めたので、「会場に行きますよ!」
なんてお知らせかと思いメールを開いたんです。
すると、11月5日に森下運営委員長が急逝されたという奥様からのメール。
あまりの急な報告にしばらく身動きが取れませんでした。
突然の死だったそうです。
奥様のメールには、気丈にも東海クライマックスが無事に終了したことへの
安堵の気持ちが綴られていました。そんな事に気が回る時では無いのに・・・。
しかも三重代表の府中少年野球クラブが東海クライマックスを制した11月8日は
森下さんの告別式だったんだそうです。
また府中少年野球クラブは森下さんが親しくしていたチームなのだとか。
「全国大会出場を見届け、旅立ったのかと家族で嬉しく思っております。」とは奥様の一文。
思えば、初めて三重県のチームがファイナルに進出を決めた訳ですが、
少し不思議な進出劇であったように思います。
実力的にはひょっとすると上かもしれないと思われたチームがことごとく
アウトになる。そこをスルスルっとそつなく勝ち上がった記憶があります。
話をこじ付けするのは好きではありませんが、何か不思議な力を感じました。
また府中少年野球クラブはファイナル進出が決まった時も
派手に喜ぶのでは無く、静かに噛みしめているようでした。
事情を知る彼らなりの配慮だったのでしょうか・・・。
森下さん!明日から三重県のチームが初めてポップアスリートカップのファイナルで
試合をしますよ!しっかり見ててあげなきゃダメですよ!
その前に開会式では優しい語り口でいつも私を気遣ってくださったあなたを偲んで
全員で哀悼の意を込めて黙とうを捧げます。
ファイナル会場にお越しの皆様、少しの間だけお時間くださいね。
ポップ係長からの切なるお願いです<(_ _)>
「森下正人三重運営委員長の御冥福を心からお祈り申し上げます。」