今回の寄贈に関して後藤佑哉本部長は「この寄贈プロジェクトには早くから期待しておりました。
何故なら、AEDが命の大切さを感じる上で身近で有効的な機器であるという認識を持っているからです。また今回の震災においても、被災者のそばにより多くのAEDが備え付けられていれば、救われた命もあっただろうと思えるような事実が今頃になって新聞記事などで情報として入ってきます。また既にAEDを設置していた地域においてAEDが流されてしまった施設もあるようです。こんな情報もやっと半年以上経って多くの人が認識するという状況なのですよ。」
「スポーツ少年団の子供達にとっての万が一の事態に備えることができますね。大切に取り扱っていきます。また今回の取り組みを正確に組織の中において報告して参ります。そして何より江尻選手に心から感謝致します。」と語られました。
同席されていた千葉伸洋専務理事兼事務局長は「今回の震災においては全国・全世界から多大なご支援を頂いています。今現在も被災地は厳しい状況の中ではありますが、子供達の笑顔は地域の大人たちも元気にさせます。つまり子供達が笑顔を見せる事のできる環境を我々大人達が作る事。これが被災地の大人に与えられた使命なのではないかと思います。そしてその実現こそが頂いたたくさんの恩に報いる事なのだと感じます。」
全国から寄せられた寄せ書き
そして面談をした諸室に貼られた激励の横断幕を見つめられながら「物資の支援もとてもありがたいですが、寄せ書きなどに書かれた励ましの言葉は本当に励みになるんです。」と語られました。
続いて実際寄贈先の現地の方々との調整を行って頂いた渡辺美絵主事に今回の震災について想いを述べて頂きました。
「今回の震災を通じて【いのちの大切さ】【自分は生かされているんだ】という人生において初めての感覚を体感しています。そして今回のような温かい支援については【スポーツでつながる絆】というものを強く感じました。震災で辛く悲しい想いをした反面、人と人がつながる事を実感する事ができたという前向きな想いを持っています。 そして何より辛い想いをした子供達の笑顔が戻るように願うばかりです。」